ダイエット大作戦!
調理場で梅干しのお粥を作ると、私は直ぐに輝の部屋に戻った。


「輝。お粥できたよ。」


そう言って部屋に入ったが返事がなかった。


「輝?」

ゆっくりとベットに行くと輝は、寝息をたてていた。


(こうやっていると格好いいんだけどな…)


いつも減らず口をたたく輝だが見た目だけは格好よかった。


私は氷が溶けているのに気づき、新しい氷を入れて輝の頭に乗せた。


「うっ…」


輝はうっすら目を開けたかと思うと、ガバッと体を起こした。

< 62 / 184 >

この作品をシェア

pagetop