ダイエット大作戦!
中は真っ暗で怖かったが姫香に自分が弱虫な事を知られたくなくて、俺は黙っていた。


「健太さん?」


姫香が心配そうな声で言ってくるのに気づき、俺は平然を装って出口からさっさと出ようとした。



「ヴォ~」


目の前にいきなりお化けが出たので俺は尻餅をついた。

「健太さんお化け駄目なんですね…。」
                            もう限界だった俺を見て姫香は言ってきた。


(もう終わりだな…)


そう思っていたのに、フワッと姫香が俺を抱きしめてきた。
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