星をはりつけて
「あの光は………わたくしは眩しい」
魔女はポツリと呟き、暗い布越しに天井の光を見詰めているようでした。
その時
あぁぁ………ひが…り…う゛…
王がなにか声を上げました。
王…
魔女は王を見ます。
カタカタ震え、なにか掴もうと腕を空に伸ばした王はうわごとのように続けました。
「ひか…りが、………ほ、…しぃ…、がひ………りを………う゛う゛!?……みえ、る………私にも………アれが………」
「…それは本当に」
よく輝いて、魔女には見えませんでした。
しかし王にはたった一つの輝きがそこに見えるのでしょう…。
王は灰人に等しい状態でした。