星をはりつけて

はりつけた









三年……








たかが三年の争いが…この老いぼれを苦しめている。




駒を動かす指が、別の生き物のように震えた






領土を奪えと紡ぐ口が体の底からヤメロと熱を吐きだす、息が漏れていく……






取り込んだ空気は昔のように素直じゃない、刺がささる………





あの玉座に座るたびに骨が痛みを連れてくる
















………イフラン、お前はいつからそこにいたかな?






何故となりにいるのだ?




お前の眼は私を見てくれているか?





その蒼に映してくれているか?





お前の空は……………。






< 24 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop