星をはりつけて
はりつけた
三年……
たかが三年の争いが…この老いぼれを苦しめている。
駒を動かす指が、別の生き物のように震えた
領土を奪えと紡ぐ口が体の底からヤメロと熱を吐きだす、息が漏れていく……
取り込んだ空気は昔のように素直じゃない、刺がささる………
あの玉座に座るたびに骨が痛みを連れてくる
………イフラン、お前はいつからそこにいたかな?
何故となりにいるのだ?
お前の眼は私を見てくれているか?
その蒼に映してくれているか?
お前の空は……………。