星をはりつけて




遥か上空からは地上の小さな城にまたまた粒ほどもない何かが不協和音を発していました。








「止めろ!!…………止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろーーーーーー!!!!」










王は狂ったように空へと叫びました。



しわがれた声が潰れた蛙のように押し潰れても、自らの行為を止めることができません。




伸ばした両腕がわなわなと震え濁った眼が血走ろうとも虹色の生き物が食いつくそうと空を泳ぎます。



あ……ぁぁ……………




消えていく…光が……







一瞬、ほんの一瞬、王の脳裏に魔女の清澄な瞳が揺れて、闇に溶ける星のように消えていきました。





それと同時に王の目の前は真っ白な世界に包まれ、伸ばした両の腕に何かが音もなく飛び込んだのです。





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