星をはりつけて


隣国は緑豊かな平和な国でした。

元を辿ると魔女が国を築き上げた国ばかりでしたが、その国は人間の男女が共に平穏に、平等にと願いを込めて築き上げた国でした。

その為か国は栄え、植物も動物も住まう人々も皆尊重しあい魔女と呼ばれる存在もなに不自由なく共に共存しておりました。


只一人の魔女から射ぬかれる迄は………。












不穏な噂が流れていました。

隣の老王が魔女狩りをしている。

捕らえた者はその後姿が無い。

他国の魔女さえ闇から捕らえている、と。



若き王は頭を抱えました。
その場にいた者皆、この噂が真に違いないことを裏付ける事柄が近頃起きていたからです。


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