マジック・ピース
突然さくらの名を呼んだのは、小5の時の同級生のミア・スミスだった。
『スミス?久しぶりだね』
『ほんとに久しぶりだね…ってゆうか、誰かさんが学校に来ないからじゃん』
『えっ…そう…だったね。ごめんね。でもまだ当分いけないかなぁ』
さくらは、しょんぼりしたように言うが、スミスは納得がいかない顔をしていた。
『なんで来ないの?』
『えっと…勉強が…あるからかな…だからなかなか行けなくて…』
スミスは目を細めて、言ってきた。