マジック・ピース



次の日の放課後。



秋はまた1人で掃除をしようとしていた。



『秋君…』



さくらの声に反応して、秋は、背中を「ビクッ」とさせた。そのまま秋は動かなかった。



『秋君?』



『花咲さん…どうしたの?』



『今日も1人…なの?』



秋は、軽くうなずく。秋は、少し下を向いたままだった。



『手伝うね』



『いいよ。そんなの…』



< 38 / 44 >

この作品をシェア

pagetop