Love バレンタイン 【私のSweets Boy】~番外編~
朝食を食べ終え、後片付けが終わり
自室に戻って、決めた服を着て
リビングで一人、陽介を待っていた。
すでに、お父さんたちは、お店の方へ行ってしまった。
今日も忙しいはずなのに、
私と陽介が抜けることを、文句いいながら許してくれた。
なんか、すごくウレシイ・・・
「なに、ひとりでニヤけてんの?」
考え事をして、頬がゆるんでいた私に
リビングの入り口で陽介が言った。
「っなっ、いつからいたのっ?」
「今、さっき・・・リビング覗いたら
麻紀が一人で、何か考えてると思ったら、ニヤついた顔んなるしさー、
面白かったよ」
「んもー、来たなら言ってよねっ!」
リビングの入り口のドアにもたれてる陽介の格好も、
ジーンズにチェックのモッズコート、
そのインナーは、2枚襟シャツと黒のカーディガン。
制服と違って、とっても新鮮だった。