Love バレンタイン 【私のSweets Boy】~番外編~
「・・・うん、俺も、同じコト・・・思ってた・・・」
私を包む腕が緩くなり・・・
片手が顎を捉え、俯く顔を上げさせると同時に、
陽介の甘いキスが降ってきた。
最初は、触れるだけのキス・・・・
何度も何度も、角度を変えて
優しく触れるキス。
もっと、していたい・・って、私の胸の奥が疼く。
だけど、人通りも車の通りも少ないけれど、
バス停で、沿道。
しばらくすれば、バスが来る。
私の後頭部に陽介の片手が添えられ、
キスが深くなると感じた私は、陽介の胸を叩き、
「っんん、・・っメ・・・ようっ・・すけっ」
唇が離れる隙間から声を絞り出した。