Love バレンタイン 【私のSweets Boy】~番外編~
「ちょっ、陽介っ」


思わず、包まれた腕を退けた。


「な、麻紀っ! どうしたんだよっ!」


陽介も、いつもとは違う私の反応に、


イラついた様子。



「・・・・・」


私は、俯いて黙った。


私だって、わかんない。


でも、やっぱり、自分の部屋にこんなモノ山積みされたら、


いやでも、気分悪くなるでしょ。



「なぁ、麻紀、一体どうしたっていうんだよ?」



私の肩を掴み、顔を覗き込む。
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