キミとずっと。
「お前…、亜依の友達?」
ボーっとしていた私に
彼が子供のように
問いかけてきた。
「亜依?私にとって1番の 友達だよ。」
亜依というのは
私と小学校の頃からの
友達であり
同じテニス部に所属した
騎士と同じクラスの女子だ。
素っ気なく答える私に負けじと
彼は質問を投げかけてくる。
「テニス好きなの?」
楽そうだから入っただけ。」
「好きかどうか聞いてんの!!」
「普通。」
愛想笑いすらしない私に
どうやら嫌気がさしたのか
彼はコートの方へと
歩いて行ってしまった。