キミとずっと。
その瞬間、
心の奥の方で
ズキン、と音をたてて
何かが痛んだ気がした。
「舞のこと…好き、なの?」
自分でも分からぬ
原因不明のその痛みに
少し焦りを感じながらも
騎士との会話を進めていった。
「好きっていうか…
よく分かんねェ。」
「分かんない時点で
恋してるって証拠だよ!!」
顔を赤らめて話す騎士を
可愛い、とは思えなかった。
むしろ…
小学校からの同級生の舞を
羨ましく思ってしまう
自分がいた―――