GIRLS TALK
私は気づかずに、心の声を口に出していた。
「何?」
二人は目を見開いて、私の顔を見つめた。
「今日はありがとう。何かすっきりした。」
私の言葉に、キョトンとしている。
優はタバコに火をつけながら
「まあ。いっか。」
と、さっぱり言い切った。その言葉に同意するように、
「クスクス。」
と華が笑った。

ワハハハハ。また私達は甲高く笑った。


結局私達は日付が変わるまで飲み続けた。20代前半なら、終電を気にして、こんな時間まで飲めなかった。もう私達は終電を気にしなくて良くなって、酒に呑まれることも無くなった。
自立した、28歳。それが私達。
自分自身を「愛してる」
女の子達。
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