<聖女騎士隊>
「次は、どんなショーを見せてくれるのかしら?」
「次のショーは」
フラムが指を鳴らすと電気が消え、スポットライトが舞台の中央を照らした
スポットライトの中には、タキシードを着た、髪が青色と赤色の2人の男が立っていた
「<恐怖のジャグリング>でございます、どうぞお楽しみ下さい」
男達は、手に持っていたボールでジャグリングを始めた
「私の名前は、海(かい)でございます、こちらの赤い髪の方は、私の弟で陸といいます、どうぞ、私達のショーをお楽しみください」
ジャグリングの玉がいつの間にかナイフに変わっていた
「それでは、まず、初めは」
ジャグリングをしていたナイフは消えていた
「ナイフがない、どこにいったの?」
「<恐怖の雨>でごさいます」
ディアス達の頭上から
ナイフが降ってきた
「上です、ディアス様」
影がドーム状になり、ディアス達をナイフは影の中に入っていった
影は元に戻った
「ありがとう、影姫」
「いえ、私の役目ですから」
「これは、これはお見事でございます、しかし、まだ、初歩の初歩でございます」
海は手榴弾を取り出し、陸はナイフを取り出しジャグリングを始めた
「ディアス様、ここは私に任せて下さい」
真剣な顔つきで影姫は、ディアス達の前に立った
「わかったわ、影姫お願い」
「ありがとうございます」
影姫は、海達を指差し
「貴方方のお相手は、私<深淵の影姫>がお相手します」
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