<聖女騎士隊>
「女一人で僕達を倒すことなんてできるのかな?海兄」
「そんなことを言ったらだめだぞ、陸、一応僕達の攻撃を防いだんだから」
「そうか、でも、これは防げないよね?海兄」
「そうだな、陸」
海と陸がジャグリングをしていたナイフと手榴弾が消えていた
「「<爆発の雨>でございます」」
手榴弾が影姫の頭上に現れた
「この攻撃は効きませんよ」
「わかってるよ」
手榴弾は空中で爆発した
「あら、爆発は私に届いてませんよ」
「ただ手榴弾を爆発させただけだと思ったの?」
「それは、どういうことかしら?」
爆風の中から数本のナイフが現れた
「こういうことだよ」
「ナイフなら先ほど防いだはずですよ?」
影姫は、影をドーム状にした
「それが、<普通>のナイフならね」
「それはどういうことかしら?」
「すぐわかるよ」
落ちてきたナイフは、影の中に吸い込まれた
「さっきと同じじゃない」
影姫が、影を元に戻すと
「くっ」
なぜか、影姫の体に数本の切り傷があった
陸は、影姫に近付き
「どう?僕達の実力、わかってくれた?」
「全部防いだのに、なぜ?」
陸は、海の方に振り向きながら
「なぜって、落ちてきたのが<普通>のナイフじゃないからだよ、ねっ海兄」
海は、笑顔で答えた
「そうだな、陸」
陸は、海の横に立ち
「次は、確実に殺してあげるから、ねっ海兄」
「そうだな、陸」
「私は簡単に殺されたりしませんよ」
影姫は影を槍のように尖らせ、陸と海に襲いかかった
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