<聖女騎士隊>
ー数日後ー
「アリア、今日は木の実を持ってきたぞ」
つくしがドアを開けると
そこには、無惨に荒らされた部屋だけがあった
ドサッ
「なんだこれは?アリアは」
つくしは家の中に入りアリアを捜したが、どこにもいなかった
つくしは家を出て、目をつむり
「精霊達よ、アリアがどこへ行ったのか、教えてくれ」
つくしは目を開け
「ありがとう」
そういうとアリアの元へ走り出した…………

アリアは湖のほとりで2人の男と対峙していた
「私をこんな所に連れてきて、どうするつもりなの?」
「もちろん、消えていただくつもりです」
「私が殺されると思ってるの?」
「えぇ、思ってますよ、こちらのカクカによってね」
「残念だけどカクカは私を殺せないわ」
「どういうことだ」
「言ってなかったけ?私、<能力者>なんだ」
「<能力者>だと」
「そう、しかも最強のね、でっどうするの?カクカ」
「最強の<能力者>か、おもしろい」
カクカはグレーグの前に出てきた
「やっぱりやるのね」
「<疾風のカクカ>参る」
「かかってきなさい」
カクカは刀を抜き構えた
刀には風がまとわれていた
「まずはどんなに強いか、試させてもらう」
<風破斬>
カクカが刀を振り下ろすとまとわれていた風が斬撃となりアリアに襲いかかる
「こんな攻撃効かないわよ」
アリアは斬撃に向かって右手を前に出した
すると斬撃は消えて突風だけが風だけが残った
「風じゃ私は殺せないわよ」
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