ホストの貴方


そう、ズルいのは男なんだ。

女をなんだと思ってる。

ホストにいい人間なんかいない。

ホストはみんなチャラい。

「ホントに嫌だね!ホストって!」

私がそう言った丁度その時、目の前のコンビニの前を女の肩を抱いて歩いているホストが通った。

「噂をすれば…。」

私はほぼあきれかえって、茜の肩をポンポンと叩いた。

「だね…奈緒、帰ろっか!」

「ホントやんなっちゃうよねー…。」

「最近の男はチャラすぎなんだよ!」

「確かに…つか、もうこっちだからまた明日ね奈緒っ!」

「うん、バイバイ。」

そうして私達は自分達の帰路についた。


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