― 君 色 星 ―





だが香織の言葉からよく考えてみれば、ただのマンションの隣人の俺に香織の行動を止める権利なんて無くて。





例え香織があの男に騙されていたとしても、俺がその事実を告げる必要はあるのだろうか…?









夕日に照らされる香織の充実そうなすがすがしい表情を見ていると、俺の考えていたことの方が間違っているような気がした。














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