― 君 色 星 ―





それ以上の、うちの心に響くようなセリフ…。





まあ、無理やろな。





ケン兄ちゃんはケン兄ちゃんの家族が大事やし、結局、表面的にしかうちのこと心配しとらん。







『家族』かて…、、、


うちをあの家から追い出したんは、その『家族』なんやけど。





だから、うちのこと、ちゃんと見てくれる人なんて、もうこの世界にはおらへんのや。







そう。



この世に本物の『愛』なんて、存在しない。






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