― 君 色 星 ―
チラリと横目で香織の様子をうかがった。
やっと状況が理解できたのか、香織の顔はみるみる青ざめていき、ショックが身体中を駆け抜けていることが俺にも分かるほどだった。
「エッチですか?そりゃもちろんしてますよ。でも第4夫人は俺と同い年ですからね。勢いと体力はあるけど、俺はやっぱり年上の第1夫人、玲子(れいこ)さんですね〜」
玲子さん、という名前をアイツから聞いた瞬間、香織は気絶し、自らを支える力を失って、その場に倒れこみそうになった。
俺は慌てて香織を支えた。
「玲子さん、あの妖艶な身体がたまらないですね。俺、一晩で何回果てたと思います?」