― 君 色 星 ―













「香織…、と、あなたは…?」





俺達の姿がアイツに見つかってしまった。





長い金髪の前髪の隙間からのぞく瞳は、ひどく冷たかった。






「香織の隣人の者です。同じ大学に通っていて、会えば軽く会話する仲です」





俺は香織との関係をバカ正直に話した。





別に香織以外に本命がいるコイツにとって、俺と香織が恋仲だろうが知ったこっちゃないんだろうけど…。






すると、彼は思い出したように言った。






< 127 / 328 >

この作品をシェア

pagetop