― 君 色 星 ―





しかし480万って!!





一大学生の払える金額じゃないだろ。





しかも明細をよく見てみると、その8割方が『サービス料』で成り立っていた。





「この『サービス料』って、何?」





答えは何となく分かっていたが、俺はスーツを着直してパンパンとはたいていたヤツに質問をした。





「言葉の通りですよ?俺達がお客様を楽しませている、そのサービスの代金です」



「これは法外すぎるだろ。飲食代よりも多いし」



「うちではこういう値段なんです。お客様も、納得された上で料金を支払っているんです。だから文句なんて言われたことないですよ」






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