― 君 色 星 ―





「うち、ちゃんとキャバクラ辞めるわ。もうキャバクラにおる必要がないなったからな」





俺の胸の中から、香織は俺の顔を見上げて言った。





その顔は晴れ晴れしいものだった。








演技でも、偽りでもない―――





やっと、本当の香織を見た気がした。














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