― 君 色 星 ―





香織の笑顔を見て、俺は少しぬるくなったブラックのコーヒーを一口すすった。





すると、身体の芯から暖かい何かが流れ込む感覚。







それが…


コーヒーの温かさなのか、



香織の笑顔から来る温かさなのか…






その時の俺はまだ気付かずにいた。














< 215 / 328 >

この作品をシェア

pagetop