― 君 色 星 ―





「はい。…もしかして、中村さんですか?」





俺が尋ねると、男の瞳が見開いた。





「え…?なんで、俺の名前を?」



「俺、この前あなたに電話をしました、香織さんの友人の三浦です」



「…君が?あの時の……」



「香織さん、スーパーでバイトしていて、いつも8時過ぎに帰ってきてるようです」






俺がそこまで言うと、中村さんは納得したようだった。






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