― 君 色 星 ―
≪4≫守りたい想いと追いかけたい夢

- side KAORI















♪〜〜♪〜〜







うちが口を開けてとりあえず何かしゃべろ思た途端、軽快な携帯の着信音が辺りに響いた。





「あっ!!やべぇ!俺、彼女とお昼食べる予定だったっ!!」





その携帯の持ち主のテッちゃんが、携帯のサブディスプレイを見て、急に焦り始めた。





…たぶん、彼女からの電話やったんやろな。






「…お前、何で平気で彼女との約束忘れられるんだよ?」





うちの左隣に座るカズくんは、ため息をつきながらテッちゃんを軽く睨んだ。





「早よ、彼女んとこ行ったらええやん」





うちとしては助かったけどな。





やっぱり、カズくん以外の人に聞かれたない話やし。






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