― 君 色 星 ―
「うん。…本当に1年半、待ってくれるの?」
すると香織は頬を赤くして、うつむきながら言った。
「…当たり前や。女に二言はないわ」
「ありがとう。俺、待ってくれる香織のためにもしっかり勉強してくるから」
俺がそこまで言うと、香織は俺との距離をさらに縮め、俺の腰に両腕を伸ばしてきた。
俺の身体がギュッと抱き締められた。
酒の入った香織の熱い体温が、俺にしっかり伝わってきた。
香織のその様子がとてもかわいくて、俺も香織のことを優しく抱き締め返した。