― 君 色 星 ―
- Last * side KAORI
その後しばらく、カズくんと抱き合いながら深い口づけを何度もした。
カズくんのキスは、うちが今までキスをした他の男に比べれば、たまげてしまうぐらいたどたどしいもんやったけど……
唇を通して伝わる体温に、誰よりも一番の愛情を感じた。
けど、うちらはそれ以上のことをせんかった。
二人でくっついて一枚の布団に包まった。
ホンマにそれだけ。
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