― 君 色 星 ―












「しっかし、あの完璧なレポート、俺とか書けるわけねーし!和彦、お前何目指してんだよ?……って、まだPCに向かってたのかよ!?」





ちょうどお昼時で混雑する学食。





その中で俺の向かいに座っていた、同じ研究室で同級生の室井徹司(むろい・てつじ)の突っ込みに驚いて、俺は思わず視線をミニノートパソコンから徹司の顔に移した。







「…ああ。来週のレポート書いてるとこ」



「ウソだろ!?来週のレポート、ついさっきお題が出されたところじゃねーか!そんな焦らなくてもいーだろ?」



「いや、面白そうなテーマだったから、調べてみようと思って」



「……和彦の考えてるコトって、イマイチ分かんねぇんだよな」






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