― 君 色 星 ―
うちがソイツを見ながら口をパクパクさせとったら、ソイツは何事もなかったかのように、またベランダに戻っていった。
…なんや、アイツ??
よー分からんけど、説明してもらわな気が済まんっ!!
うちは素早くベッドを下りて、ベランダの方に駆け寄った。
ちょっとぐらいいける思たのに、ノースリーブにミニスカートという薄着に、この涼しすぎる風はつらい。
けど、今はそんなん関係ない!
「ちょ…、アンタ何やねん!?うちの部屋に何の用事や!?」