― 君 色 星 ―
ファミレスの前に着くと、入口の前にはすでにショウが立っていた。
うちは慌てて携帯を閉じる。
「…ショウ!!今日は早いなぁ。どないしたん?」
ショウはいつもの爽やかな笑顔をうちに向けてくれた。
さらさらの金髪が、風にゆらゆら揺れる。
「いつも香織待たせてばかりだろ?今日はたまたま早く終わったから、俺が香織を待ってみたんだ」
じぃ〜〜〜ん。
やっぱりショウは優しいなぁ。
優しさがうちの心にしみわたっていくわ。