― 君 色 星 ―





俺はレポートの出来などを他人に見てもらいたい時、よく徹司を呼び出していた。





徹司に言わせれば、俺のレポートは常に完璧なんだから、いちいち確認してもらわなくても大丈夫らしいが…





俺は、誤字脱字だけでも見てもらえれば安心できるからな。








徹司はカフェモカを注文して、頬杖をついた。





「で?今日はレポートの確認じゃなさそうだな」





徹司はため息をつき、俺の顔をジロジロ見ながら聞いてきた。





俺はコーヒーをブラックのままで一口飲んでから口を開こうとした…






が。






< 65 / 328 >

この作品をシェア

pagetop