― 君 色 星 ―
「う〜ん、ええ天気やなぁ」
朝の爽やかな光を浴びて、大きく伸びをした。
その時。
隣の部屋のベランダから、突き出したように伸びる筒のような物体が見えた。
カズくん…。
もしかして昨日、あの望遠鏡で星を見上げてたんかな…?
そう思た時、ふとうちが昨日していたことを思い出した。
もし…、ホンマにカズくんが星を見とったんやとすれば……
うちとショウのエッチの物音、聞かれてたかもしれん……っ!?
それに気付いた時、急に恥ずかしなって、うちは急いで部屋に入り窓を閉めた。