僕と君
家
練習から帰りの電車。
いつもより早く終わったから、8時の電車に乗った。
田舎の電車だから、全然人がいない。
椅子に寝そべろうとした、その瞬間、
一人の女の子が入ってきた。
パチリと目が合う。
「麻衣。」
「孝介君、今帰り?」
「おう、練習だった。」
「えっ、大変だね!休日まで」
「もう慣れたよ。」
麻衣と話すのがこんなにも緊張するとは。
話題考えねぇと・・・・。
「麻衣は今帰り?」
「うん。ちょっと早めに帰るつもりだったけど、道迷っちゃって。」
「麻衣が道間違えるんだ。意外だな」
「言ってなかった?私、3年で転校してきたんだよ」
「嘘!マジで?」
「まじまじ~。」
その後もいろんな話しで盛り上がった。