僕と君

今日は遠足の日。


１・２年の時は、そんなに楽しみじゃなかったけど、


３年の今じゃ事情が違う。


「孝介君、ボーッとしないでよ！」


「あ、わりぃ。」


だって、好きな人がいるから。


けど、好きな人ができてから


俺って女々しいな～、って思うようにもなった。


「じゃあ、まず電車のってー、観光しまくろう！」


戸田の合図で、俺たち班の行動がスタートした。


いろいろまわりまくって、もう昼飯の時間になった。


「あのよぉ、これからは別々でまわらねぇ？」


龍がいきなり言った。


「恋人同士で遊びたいんだっ！頼む！」


龍と戸田が手を合わせながら言った。


「俺は別にいいけど、麻衣は？」


「私もいいと思うよ。」


「じゃあ、決まりねー！でわっ！」


バカップルは、駆け抜けてどこかへ行った。


その直後、俺のケータイが鳴った。


「あっ、メールだ。」


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龍
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フフフ(￣∀￣)
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孝介っ！

高橋さんと頑張れよ～♪

応援してるぜ(´∀｀)／


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はめられた！！！


アイツら絶対許さねぇ！！


あの顔文字が、さらにムカツクっ！！