僕と君


《まい》


地面に書かれた字を見て、麻衣は固まった。


ヤベェ・・・。


俺、振られんじゃんかよ。


「・・・っ、・・」


「・・・は?麻衣、どうしたんだよ!?」


いきなり麻衣が泣き出した。


ネックレスを握りながら。


ん?まさか・・・、


「えっと、嬉しすぎて・・・。」


へぇ・・・、そっか。


なるほどなぁ。って、


「は!?」


テンパってる俺。


「私も好きな人、書く。目、瞑って。」


恐る恐る目を瞑った。


「開けていいよ」


目を開けた。


《こうすけ》


「・・・本当に?」


「本当だよ。こんな恥ずかしい嘘つくわけないよ!」


顔を赤くした麻衣


「麻衣、じゃあ俺と付き合ってくれる?」


「うん、よろしくね!」


ヤバい


俺、幸せすぎだろ。






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