僕と君


待ちに待った日曜。


俺が麻衣の家に迎えに行き、


その後、バカップルと駅で集合する予定。


あぁ、なんか緊張すんな~。


麻衣の家のチャイムを押す。



ピーンポーン




ガチャリ



出てきたのは麻衣ではなく、


高校生くらいの男。


「・・・ほ、ほ本物だぁぁぁ!!」


俺の顔を見るなり、叫ぶ男。


「わーーー!!孝介君、ゴメンねっ。ウチの弟が!」


焦りながら出てきた麻衣。


「へっ、弟?」


< 28 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop