僕と君
気持ち
あれから、数週間たった。
クラスでも結構順調で、野球も順調。
夏の予選がどんどん近づいてくる。
「よ~、孝介。」
「お~、龍。朝からニヤけんなよ。」
「まぁまぁ、いい情報があるんだよ。」
何かを企んでいるような、ニヤリとした顔で言う。
「?」
「実はな、俺の香奈恵が高橋さんと共に行動してるのでーーーす!」
「へぇ~。」
「もっと反応しねぇのかよ。これから高橋さんと近づけるんだぜ!?」
「言っとくけど、俺、高橋さんの事、好きじゃねえよ。」
「えぇーーー!嘘だろ!俺はてっきり・・・。」
あからさまに落ち込んでいる龍。
なんか可哀想になって見ていられなかったから、自販機へ向かった。