僕と君
放課後が訪れ、今日もキツイ練習が始まる。
俺は一応、四番だ。
だから、チームのために。と思いながら、バットを振っている。
「5分休憩~!」
マネからの声がかかる。
(もっと振らなきゃ、期待に応えられねぇ。)
俺には、誓った約束があるから。過去に。ま、ガキの頃だけど。
「おーい、孝介。休憩しないと倒れるぞ!」
「祐・・・。」
「お前は、頑張りすぎなんだよ!」
俺は祐に引っ張られながら、休憩するはめに。
結城 祐矢(ユウキ ヒロヤ)
野球部のキャプテンで、面倒見な頼れるいい奴。
「今日も、うるさいなー!」
「祐、お前のせいでうるせーんだよ!」
うるさい原因。
それは、グラウンドを囲む女子達。
野球部は、一応かっこいい奴が多い。
そのファン達がギャーギャー騒いでる。
特に、、祐は美形だからモテる。