僕と君
「桐山くん、おはよう。」
「おー、高橋さん。てか友達だし、孝介でいいよ。」
「分かった。じゃ、私も麻衣って呼んで。」
距離が縮んだ。なんか嬉しい。
ん?なんで俺、喜んでるんだ?
まるで、高橋さんの事、好きみてぇじゃねぇか。
「孝介君、昨日の・・・・」
名前を呼ばれただけで、こんなにも胸が弾む。
「孝介君、聞いてる?」
「あ、ゴメン!ボーッとしちゃって。」
「そっか、風邪でも引いてるのかと思った!」
そう笑う麻衣。
ヤバい、俺惚れたんだ。