我、排球部。
レギュラー
────秋。
「ありがとうございました!」
バレー部員は六年生達に頭を下げた。
今日で六年生が引退。
六年生達は照れたように笑っている。
相変わらずだった。六年生達は。
小林はからかってくるし、唯ちゃんと千穂ちゃんとは最後の最後で仲良くなった。
一緒に帰ったりもした。
もう少し早かったらよかったのに…。
「じゃあ今日はコレで終わりね。みんな、帰る用意をしよう。」
ハリセンが言ったから、みんなは更衣室へと向かった。