団☆乱ラン【番外編】〜須具利家のシーズンイベント〜
「…今までの会話の中でどこをどうとったら、嬉しいなんて言葉に至るんだ?」
「こんなに思われているなんて…ああっ!こんな事なら、ぐずぐずしないでもっと早く告白するんだった!」
─オイッ! 無視かよッ!
「相思相愛だったなんて…」
うっとりとしたようなその声に苛立ちを通り越して、馬鹿馬鹿しくなってきた。
「……。」
僕の声なんて完全無視。
ムカつき過ぎて、訂正するのも馬鹿らしい。
「勝手にやってろ。妄想女。」
吐き捨てるようにそう言って、その場から立ち去った。
こんな所でもたもたしてられない。
大事なプレゼントを研究室に置きっぱなしだ…