dim.
はじまり
「もしもし?」
「あぁ、なんだ?」
「いや、暇だったから…」
「受験生は勉強しろよ。」
「勉強教えてよ。一味違うココスでさ。」
「ったく、お前は…。」
「ってことで、お迎えよろしくね♪」
「じゃあ30分後に、角っこでな。」
「は~い。」
私は携帯を閉じてバッグの中に放りこんだ。形だけの勉強道具が入っているバッグ。
待ち合わせは、私の家からすぐ見える交差点。ほんの少しでも釣り合うようにと頑張った化粧をして家を出る。
私の強がりな…片思い。
肌寒くなった11月の夜、私は少し早めに待ち合わせ場所に着く。こうやって直人の車を待っている時間が好き。
私、はるか。大学受験を控えた18歳。直人は6つ年上の社会人。まるで接点のない私たちを結びつけたのは……
出会い系サイトだったりする。
「あぁ、なんだ?」
「いや、暇だったから…」
「受験生は勉強しろよ。」
「勉強教えてよ。一味違うココスでさ。」
「ったく、お前は…。」
「ってことで、お迎えよろしくね♪」
「じゃあ30分後に、角っこでな。」
「は~い。」
私は携帯を閉じてバッグの中に放りこんだ。形だけの勉強道具が入っているバッグ。
待ち合わせは、私の家からすぐ見える交差点。ほんの少しでも釣り合うようにと頑張った化粧をして家を出る。
私の強がりな…片思い。
肌寒くなった11月の夜、私は少し早めに待ち合わせ場所に着く。こうやって直人の車を待っている時間が好き。
私、はるか。大学受験を控えた18歳。直人は6つ年上の社会人。まるで接点のない私たちを結びつけたのは……
出会い系サイトだったりする。