FAIRY†SONG

「あ"ああ!!!!」

魔神の拳は段々と力を増す


手も足もでない



「ぐ…!!!あはっ…げほ…」


口からでる赤いものが
魔神を染める



魔神が首から手を離した


力なく倒れるエルアの身体





仰向けにされ、魔神の瞳が捉えたのは痣だらけの腹部


エルアの足の上に座り込み右、左と休むまもなく打ち続る


「かは!!!…っ…!!…ぐあ"!!あ"!!」


エルアの鍛えられた腹筋でさえ
もうこの時意味をなしていなかった


再び首を掴まれ宙に浮いた


意識をもう保つのが辛かった
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