FAIRY†SONG
「‥!!!っう!!!ああ!!」
声をあげて膝をついたのは‥
「コルト!!!?」
隣にいたエルアが支える
コルトの顔色は蒼白
微かに震えている
「どうしたんだよ!!?コルト!!」
「大丈夫!!?コルト!」
ラルドとアルが駆け寄る
コルトは俯いたまま
苦しそうな息をあげるだけ
「‥この事か」
「そのようね‥ここでは休めないわ。ひとまず外に出ましょう‥!ラルド、コルトをお願い。」
「‥あ‥あぁ‥」
ラルドがコルトを抱き上げた
「‥エルア、動けるか?」
シドが
こんな風に声をかけるのは
珍しいことだった
「‥はい‥!」
「無理はするなよ。ここを出るまで、サポートしろ」