FAIRY†SONG

「神殿って結構暗いんだな」

ラルドが言ったとき
後ろで何かを切る音がした


「気を付けろ。」


シドの手には長身の剣
その下には小柄ながら魔物が
霧となって消えていた


「‥あ‥ありがとう」

「邪魔だから切っただけだ。おまえのためではない」


そう言うと足早に
奥へと進んでいった



「‥‥そうかよ‥」



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