FAIRY†SONG
「あの??シーヌさん??」




コルトがおどけた顔で言った



『あぁ。まだ紋章の話が終わってなかったな。今、その紋章は2つの紋章が重なってできているんだ。』




疲れたのかシーヌは羽を出したまま
祭壇に腰掛けた



『一日たてば、1つはお前たちの右手に移る。神子と竜騎士の紋章だ。‥もう一つは石を生む紋章だ』


「石??!」

立ち寝していたラルドが
驚いたように目を覚まし言った



「あたしたちの体から石が出てくる?どういうこと?」

エルアが聞く





『実際には、胸の紋章の一つはその石に取り込まれて、お前たちの旅を見守る‥まぁあまり気にするな。アクセサリーみたいなやつだと思え』



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