FAIRY†SONG
それを見ながら
ラルドは少し悲しくなった
2人の笑顔がどことなく悲しげなのを見てしまったから



「ラルド??どうしたの??」

「あ‥いや‥なんでもないよ、コルト」


ラルドは笑っていった


「まさか、ラルド誕生日プレゼント無いとか??」


「あ、あるっての!!お前だけにいい思いはさせねえよ!」



そうして取り出したのは
石で作られた星型のお守りだった

色は黄、橙、赤、青で
どれも光に当たると輝いていた



「アルとかぶっちまったんだよなぁ〜。それ“いつか離れてしまっても、また逢える”って言われてるんだ。古代の技術らしいぜ?」


そういいながら
コルトには黄色のお守り
エルアには橙色のお守り
アルには青色のお守りを渡し

ラルドは赤色のお守りをとった



「実はそれ未完成なんだよなぁ〜‥本当は紐を作ってその穴に通すんだけどさ‥」



確かに星の所に一ヶ所穴が開いていて

吊せるようになっていた
< 40 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop