FAIRY†SONG
4人はあの後
それぞれ家に帰っていった

ラルドも家に帰るのだが
村の外れにあるため
帰りついた頃には
すっかり日も落ちていた



「ただいま」


扉を開けるが誰もいない

「‥!!」


ラルドは自分の背中に
何か当たっているのを感じた



「‥‥おい‥‥ラン。何してんだよ」



「後ろを取られるなんて、まだまだ甘いな。お前は」

ランと呼ばれた女は
いつの間にかに目の前のテーブルに座っていた



この女こそ
ラルドの姉、ランである

血は繋がっていないが
2人とも茶髪のため
姉弟にみえる


ランは長くのばした髪を
後ろで結っていて
一見美人だが‥‥




「うるせぇよ。だいたい家の中までそんなことするかよ‥」



ラルドに剣術や稽古をつけてきたのがランだった


「油断しない!」



「‥‥はいはい‥」
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